もうキシリトールを知らない方はあまりおられないかもしれませんが、なんでいいのかがよくわからない方は多いと思います。
砂糖と同じ甘味度をもつキシリトール。だけど、その働きは全く違います。
ムシバ菌と言われるミュータンス菌は、糖分を食べて栄養を取り込み、不溶性グルカン(歯に菌をくっつけやすくする)や酸(歯を溶かす)を出します。
しかし、ミュータンス菌がキシリトールを食べても、栄養にならないどころか、不溶性グルカンも酸も排出しません。
栄養にならないので、菌は弱くなり、歯ブラシでも落としやすくなります。
又、酸の排出は、なんと0になります。不溶性グルカンも排出されないということは、菌がくっつきにくくなるものを出さないし、歯を溶かさないので、虫歯になりにくい環境にしてくれるんです。
さらに、再石灰化を促してくれるので、歯を固くしてくれます。
でも、キシリトール入ってたらなんでもいいかっていうと、気をつけなければならない点があります。
- 砂糖と一緒に含まれていない
- 濃度が50%以上(できれば100%)
- 1日5〜10グラムを3ヶ月以上続ける
- ガムかタブレット(口中にとどまる時間が長いため)
キシリトールは安全とされているので、なんグラムまでという規定はありませんが、いっぺんに取るより1日数回に分けて取る方が良いとされてます。
ただーし‼️キシリトールは歯ブラシに代わるものではないので、歯ブラシ、フロスはしっかりしましょう。
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